犯罪・刑事事件の解決事例
#不倫・浮気 . #慰謝料

不貞行為に基づく慰謝料請求(支払わずに済んだ事例)

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結城 祐 弁護士が解決
所属事務所城北法律事務所
所在地東京都 豊島区

この事例の依頼主

50代 女性

相談前の状況

ご依頼者は,不貞相手A氏の配偶者B氏から,その代理人弁護士を通じて,慰謝料請求をされました。通知書には,裁判外での示談を希望するのであれば慰謝料額を提示すること,それにB氏が納得しない場合には裁判に移行することが記載されておりました。驚いたご依頼者は,B氏代理人弁護士に電話をしたところ,相場は150万円であると伝えられたとのことでした。その後,相談にいらっしゃいました。

解決への流れ

ご依頼者は,不貞行為については争わず,真摯に謝罪をしたいとのことでした。もっとも,ご自身の資力に問題がある,生活が苦しいとのことでしたので,月々のお給料などをお伺いしたうえで,B氏代理人弁護士には,真摯に反省していること,慰謝料総額50万円を,毎月1万円ずつ分割払いするという回答をしました。そうしたところ,以後B氏代理人弁護士から連絡が一切来ておりません。こちらが回答書を送付してから既に半年以上が経過しました。

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結城 祐 弁護士からのコメント

相手方に資力の問題があるという場合には,訴訟で勝訴し,その後強制執行をしたとしても,十分に確保できないというおそれもあります。そうすると,せっかく勝訴したとしても,訴訟費用や弁護士費用ばかり無駄にかかることになってしまうというリスクもあります。こちらの回答書をご覧になったB氏代理人弁護士が,このリスクを説明し,請求を取りやめたのかもしれません。B氏が,配偶者であるA氏から十分に慰謝料を支払ってもらったという事情もあったのかもしれません。