この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
祖母の相続人が、依頼者きょうだいと叔母のみであったところ、祖母は叔母に対し全ての財産を相続させるという自筆遺言を残していた。遺産の中には、依頼者名義の建物が建っている土地も含まれていた。遺言当時の祖母の状況から、遺言の有効性には疑問があったが、それを争うつもりはなく、早期円満解決をしたい。その際には、上記土地だけは確保したい。
解決への流れ
相手方と協議し、一定の代償金を支払う形で、上記土地を取得する内容で解決をみた。代償金の額については、相手方請求額を減額した。
遺産相続で揉めることはありますが、逆に、早期に解決したいというご希望を持っている方も多いです。ただ、相手方のある話ですので、一方が早期円満解決を希望するだけでは、解決できないのも事実です。円満解決を目指す場合には、何を優先し、何を妥協するか、決めていかなければなりません。