この事例の依頼主
男性
相談前の状況
相談者様は別の弁護士へ依頼していたものの、相手の保険会社が過失割合を大幅に争ったまま譲らず、事件が進まないことからご相談いただき、訴訟への移行を念頭にお引き受けしました。
解決への流れ
相手の保険会社から一応は連絡があったものの、やはり過失割合は従前の主張のまま譲らない様子であったことから、訴訟を提起しました。ご依頼の時点で判断に必要な資料は既に出そろっていると考えられたことから、訴状の段階から過失割合について当方の主張を詳細に記載し、裁判所の理解を得られるよう努めました。これが奏功し、概ね当方の主張を前提とした内容での和解案が早期に示され、相手保険会社もこれに応じることとなり解決に至りました。
事故の態様に関する言い分が食い違っている場合、過失割合の主張も開きが生じ、交渉での解決には限界があります。ケースによっては交渉での解決とした方が適切なこともありますが、訴訟へ踏み切ることが必要な場合もあり、今回はその見極めが成功したケースと考えています。