この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
元スポーツ選手だった相手方を信用し、母子合わせて合計1000万円以上のお金を騙し取られたというご相談でした。ほとんどが現金手渡しであったためお金を渡した点についての証拠がなく、またメールも多くを削除していたため、断片的にしか相手の欺罔行為の内容を把握できないという事案であり、多くの弁護士に相談したが、断られたため、九州の方でありましたが、わざわざ東京まで足を運んでいただき、ご依頼となりました。
解決への流れ
お借りした証拠全てに目を通すと、やはり渡したお金の「総額」の点、欺罔行為の内容(長期間に渡る欺罔であったため、個々のメッセージを見ると、ほとんど法的に意味を持たないであろうやり取りにしか見えませんでした)についての証拠が乏しく、このままでは拒否されたら、そこでもの別れとなってしまうと思われました。そこで、直接相手方に会い、会話のやり取りの中で証拠を作ることを提案し、実行。運よく、相手方が欺罔の点を認め、また総額も曖昧ながら、こちらの認識と大きくずれることのない金額受け取りを認めたため、当該証拠を用いて請求を立てました。相手方に代理人がつき、交渉は長引きましたが、分割で弁済する旨の合意が成立。現在でも少額ではありますが、弁済を受けている状況にあります。
証拠がない、だからお受けできない、という回答をするのであれば、弁護士は要らないと言われてしまいます。足りないものを工夫で補えないか、場合によってはトライとなることも多くありますが、現状打破を目的にご相談に来られるわけですから、出来得る限りのことをしたいと考えております。この事案では、東京と九州を何往復もし、相手方とも直接対面してやり合った事案でしたので、強く印象に残っています。